ここ1カ月ほど、次男が食事の時に箸で食べたがるようになりました。カレーやコーンフレークまで箸で食べようとするこだわりぶりです。
うちにあるのは、100円ショップで買ったトングみたいな箸で、持ち方もトングみたいに持ってしまうのが気になるので、エジソンの箸を買ってみました。喜ぶように、トーマスを購入!
しかし、少しリングに指を入れてみるものの、慣れないのか、今まで通り上からもつトング持ちのまま。これはもう少し様子を見ることにします。
ところで、敏感期って言葉知ってますか?
モンテッソーリ教育に出てくるキーワードで、あることに敏感に反応してこだわりを持つ時期です。そのあることというのは、大人からすると些細な事で、ともすると、ただのわがままのゴネに思えるようなことがほとんどです。
長男もこだわりが強く、悩んだ時に『お母さんの「敏感期」モンテッソーリ教育は子育てる、親を育てる』(相良敦子著)という本を読みました。
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なんだか、次男も最近こだわりがめきめき強くなってきて、ああ敏感期なんだなと思いつつ、困っていたので、もう一度この本を読み返しました。
幼児期の子どもには、一生に一回きりの特別に敏感な感受性を発揮する「敏感期」という時期が訪れます。この「敏感期」になると、子供は、環境から必要なものを吸収し、自分を作っていきます。その子供の特別な感受性は、大人になるとなくなるので、大人にはしばしばで理解できない奇妙な行動として目に映ります。 (お母さんの敏感期より抜粋)
この本を読むと、なんで子供がこんなにこだわるのかという具体的な例がたくさん出てきます。例えば、なんで子供がおもちゃをちょっと触っただけでものすごく怒るのかとか?それは、秩序感の敏感期の時にそのおもちゃの配置などの秩序を乱されるから。だとか。子どもが訳の分からないこだわりで泣いているときに、敏感期なのかなと思えば、気持ちも少し楽になるかもしれません。
今まで、いろんな育児書やニュース記事を読んできたので、どこで得た知識なのか覚えてませんが、私は、長男が3歳くらいになるまでは「怒らなくて済む」育児というのをモットーにしてました。
それは、危険のない範囲で好きなことを好きなだけさせてあげる。危ないものはあらかじめ排除して、ダメと言わなくて済むようにしておくという方法です。怒るのはエネルギーがいることだし、どうでもいいことで怒るのはお互いに嫌だから。
しかし、アメリカ時代は大きな借家で日本ほどきちんと元の状態にして返すという意識もなく、大した家具も電化製品もなかったので、何をされてもほとんど気になりませんでしたが、帰国後、一時的に自分の実家で生活しているときは、家が子供仕様になっていないし、怒らないといけないことがたくさんで大変でした。そして今は、一応子供仕様の家になっていますが、古いマンションの賃貸なので、いろいろ気を使います(T_T)
怒らなくて済む育児も、このモンテッソーリの敏感期を見守るというとらえ方も、先日イヤイヤ期の記事でも取り上げた、チベットではイヤイヤ期という認識がないというというのも、すべて子供の好奇心とこだわりを温かく見守り尊重してあげることなのかなと思います。方式の名前が違えど、中身は一緒というような。。。
上の子もいて、いろいろ制約がある中、好きなだけやらせてあげるっていうのは本当に難しいことですが、せめて次男の箸の敏感期、いつまで続くのかわかりませんが、なるべく箸でも食べやすいメニューを準備して、忍耐強く終わりを待ちたいと思います。。。親って大変。