うちの長男は薬嫌い
うちの長男は風味とか味覚に敏感で、思い込みも激しく、自分がダメと思うと、嘔吐します。幼稚園ではヨーグルトを一切手を付けずに持って帰ってくるし、歯磨き粉もダメで、次男が使っている歯磨き粉が食卓の上に置いてあるだけで、どかしてとか言うくらい繊細です。
そして薬が嫌いで、一度はちみつにシロップを混ぜて飲ませたら、それからしばらくはちみつを食べなくなりました。味覚もどこまで敏感なのかわかりませんが、混ぜたのが気づかれると厄介で、同じ手をしばらく使えません。
逆に次男はお薬大好き♡うっかり長男に用意していた薬を勝手に手を伸ばして飲まれ、慌ててかかりつけの病院に電話相談したこともあります。
長男に関しては、もう飲まなくても大丈夫ならいいやと諦めていましたが、1月にマイコプラズマ肺炎にかかったときは、本当に辛そうで、抗生物質も飲んだ方がいいというので、私もあれこれ工夫して頑張りました。
小さな子供に薬を飲ませるための試行錯誤、ここにまとめていきます。
我が家の成功・失敗事例集
それでは、実際の方法を紹介していきます。対策の相手の特徴は次の通りです。
長男:勘づくと飲まない。口に入れてわかると嘔吐する
次男:基本的に薬好きだが、毎日3回だと飽きる
作戦その1:オレンジジュースに混ぜる 〇
他のジュースでもいいかもしれませんが、普通のシロップならオレンジジュースが一番気づかれずに飲ませやすかったです。普段ジュースを飲ませていないのに急に飲ませると勘のいい子は怪しがるかもしれません。実際にうちの長男はそうでした。あと、薬を飲ませる日数が長い場合は合わせ技も必要になってくるかと思います。
作戦その2:カレーに混ぜる ▲
体調の悪いときにカレーはちょっと難しいかもしれませんが、子供の好物で快方に向かっているならチャンスかも。でも、量が多いと食べきれずに失敗ということがありました。
作戦その3:チョコレートに混ぜる ◎
我が家ではこれで乗り切りました。名付けてチョコレートスペシャル。
溶かしたチョコレートに抗生物質を混ぜ、さらにデザート風にイチゴやアイスをトッピングして気分を盛り上げました。 ここで使っているアイスは「ピノ」個包装で少量で済むので便利です。わが子が大好きなアーモンドやレーズンもトッピングしてます。
最初はチョコレートを湯煎していましたが、途中から面倒になって、下の写真のような小さい器に使用する分のチョコを入れてレンジで10-20秒加熱。そして器が熱くなった熱でチョコを溶かしていきました。
携帯用に、アーモンドとレーズンを混ぜたりして数回分のチョコレートを作ったりもしましたが、その際も、混ぜ物があまり多くなりすぎないように注意してください。大きなチョコは子供には食べづらいし、一口で何となく食べさせてしまった方がいいです。
おそらく長男は最後の方は「チョコレートスペシャル」には薬が入っているというのはうすうす気づいていたかと思いますが、それでもチョコレートを食べたいという思いで、喜んで食べていました。
作戦その4:粉をそのままスプーンで飲ませる 〇
卑怯なやり方ですが、テレビに夢中になってるときなど、粉薬をスプーンに入れてそのまま飲ませるのも手です。抗生物質以外の子供の薬はかなり甘いので、案外混ぜ物をするよりもおいしいかもしれません。うちの次男は、もともと薬好きということもありまが、この手が一番簡単でした。
その他ポピュラーなのませ方
「お薬のめたね」を利用
「お薬飲めたね」は有名な薬服用専用のゼリーです。ドラッグストアはもちろん、薬の処方のみの薬局にも結構置いてあります。子供に選ばせてあげるのもいいかもしれません。
ちなみに、これが龍角散の会社だったのは今回初めて知りました。
アイスクリーム、きなこ、蜂蜜などに混ぜる
もう、子供の好きな味の濃いものに混ぜるのが効果的かと。但し子供の性格によって対応が変わると思います。そこは親としての腕の見せ所💪🏻頑張りましょう。
プロの御意見
私の作戦は、自分の息子対策ですが、もっと月齢の小さい子に飲ませる基本的な方法、その他のアイディア、薬を飲ませる際の禁止事項など、こちらの2つのサイトを読めば、大体網羅できます。
薬を飲ませるうえでの大前提
以上、いろいろご紹介しましたが、最後に重要な心づもりを書いて終わりにします。
1.混ぜ物の量は多くしすぎない。
具合が悪いときに飲むので、食欲がないことが多いと思います。混ぜ物の量が増えれば増えるほど、消化しなくてはいけない量が多くなり、戦いが苦しくなります。
2.子供が好みそうな混ぜ物に合わせて、薬の剤型をリクエストする
ジュースに混ぜるならシロップ。チョコレートに混ぜるなら粉。乳幼児の薬に錠剤はほとんどありません。解熱剤なら座薬にしてしまうのも手です。粉物は、水に溶けてしばらくするとコーティングが剥げて苦くなるので要注意です。
3.半分でも飲めれば良しとする
薬が嫌いな子供に飲ませるのは、とても大変なことです。飲ませる側もあまり思いつめすぎず、半分飲めたら上出来というつもりでいた方が良いです。まったく飲めなかったのよりはいいじゃないですか?
4.自分もちょっと味見してみよう
私は結構興味本位で薬がどんなものか味見してみます。抗生物質は後味が本当に苦くて、飲ませるのが気の毒になりました。チョコレートと混ぜてもやっぱり後味が苦いです。敵を知るにはまず身を持って体験すること。
例えば抗生物質入りのチョコの後には牛乳を飲ませたり、なんか口の中が変わるようなものをあげたり、自分だったら・・・と置き換えることで、より薬嫌いを突破する道が見えてくるかもしれません。がんばりましょう😭
◆関連記事